【ピグマリオン歴4年が考える】ピグマリオン家庭学習の効率的な取り組み方
こちらでは、
ピグマリオン家庭学習を購入してみたものの、量が多すぎて手がつけられない!
時間がないなか、どうやって取り組めばいいの?
という方に向けて、ピグマリオン歴4年目のちき家おすすめの進め方のコツをシェアします。
我が家のピグマリオン家庭学習の取り組み方
ピグマリオン家庭学習の取り組み状況
長男が2歳のときに、ピグマリオン家庭学習の存在をはじめて知り、2歳半から取り組みを開始しました。
それから5歳で第4グレード(現在の上級グレード)まで終了し、その先も一応購入しましたが、最近ピグマリオンの取り組みはたまにしかしていません。
それでも、それまで培ったピグマリオン効果は抜群で、長男は数の捉え方の感覚が素晴らしく、また、分からない問題も自ら導き出す能力に長けているように、親バカながら感じています。
特に、空間能力は、もう私より分かるよ!
夫婦ともども「ピグマリオンって凄い!」と実感し、
これはもう是非とも下の子も取り組まねば!
となり
真ん中の子も、3歳前からゆっくりペースでピグマリオンをはじめ、4歳になったばかりの現在は第2グレードに取り組んでいるところです。
今まで2人分あわせると、ピグマリオン歴は、もう4年目になります。
3人子育て&共働き(当時フルタイム)だとどうしても時間が足りず、取り組みを継続するのが難しく、数か月お休みした時期もありました。
お互い夜勤もあって、毎日バタバタ状態だったよね…
しかしながら、ようやく2人目の取り組みにして、なんとなくピグマリオン家庭学習の取り組み方の要領をつかめてきました。
公式のカリキュラムどおりだと、家庭学習一日分のカリキュラムをこなすには、どうしてもお休みの日じゃないと厳しいです。
そこで、我が家では、時間がなくバタバタな平日でもこなせるように、一日分のカリキュラムを更に分割して進めていくことにしました。
公式的には推奨されない方法かもしれませんが、公式どおり1週間に1日分のカリキュラムするだけの状態よりも効果的だと感じたので、その方法をシェアしたいと思います。
我が家のタイムスケジュール(フルタイム時)
その前に、当時一番忙しかったころの我が家のタイムスケジュールを公開します。
6時 起床 ~ 朝食&朝準備
6時45分 家出発
7時40分 保育園到着
17時 保育園迎え
18時 帰宅 ~ 風呂
18時45分 勉強
19時15分 夕飯 ~ 遊び
20時半 就寝
我が家は保育園が自宅から遠く(しかも渋滞あり)、家にいて、かつ、起きている時間が少なかったように思います。
今は時短勤務にしたので、もう少し余裕があるよ!
そんな中、頑張って確保していた勉強時間30分。
ピグマリオンの1カリキュラムは40分で作成されています。
ピグマリオンだけではなく、国語や英語もしていたため、1日分のカリキュラムをすべてこなすことは不可能でした。
そのため、ピグマリオンを継続するために、色々と模索しました。
ピグマリオン家庭学習の1日分のカリキュラムと我が家流進め方
本来のピグマリオン家庭学習の一日分のカリキュラムは、
- 実感算数 3枚
- 空間能力 1-2枚
- 指先能力 1枚
- 知力 1ー2枚
- ゲーム
の計6-8枚を、40分でこなすように構成されています。
特に、時間がかかるのが指先能力の塗り絵 と 空間能力のパズル系。
特に、色板トントンのときは15分程度はかかっていました。
そのため、我が家では、試行錯誤の結果、次のように進めることにしました。
- 実感算数 1枚 (半分のみの場合も)
- 指先能力 1枚 (時間がかかりそうなプリントは休日に回す)
- 知力 1枚
- 実感算数 1枚
- 指先能力 1枚
- 知力 1枚
- 空間能力 2枚 = パズル、色板トントン、紐通しなど
- ゲーム (気が向いたときのみ)
知力プリントは副教材が多いので、このパターンでいくと、最終的にはバランスよく終わることができていました。
現在は自短勤務で時間に少し余裕があるため、娘は1日1カリキュラムしています。
長男と異なり、工作やパズル大好きなので、勉強時間だけでなく、夕飯後に指先系や空間系の塗り絵やハサミやパズルをすることも多く、お遊び枠でもピグマリオンに取り組めるので、余裕をもって取り組みができています。
このように、ピグマリオンは工作やパズル好きだと、取り組みしやすいと思います。
しかしながら、実は、進み方が亀ペースだった息子と一日1カリキュラムしている娘、実感算数の定着のスピードはさほど変わりません。
このことから、実感算数は身に付くまで継続することにこそ意味があり、日々の量はそれほど必要ない、のではないかと考えています。
子の学習を毎日継続するために工夫していること
ちき家流のプリントの保管方法
話は変わりますが、ピグマリオン家庭学習のプリントは、大量で保管しづらいですよね。
ちき家では、まず全てのプリントをスキャンしてデータ化し、収納ケースに入る分だけあらかじめ印刷、中身が空になったら次を印刷する、という形をとっています。
今はダウンロード教材になったから、スキャンしなくていいね
印刷したプリントは、分割して、種類別にレターケースの段に収納しています。
見えづらいですが、赤シールが娘、青シールが息子です。
各分野毎日決まった枚数をすると決めておくことで、幼い子供でも一人で、その日のノルマプリントを出して学習することができる状態にしています。
このレターケースは、1歳児の手が届かない、でも3歳児には届く程度の高さに置いています。
可能な限り親の手間を省くための工夫のひとつです。
学習中は親が隣にいてあげるべき?
我が家では、ピグマリオン学習中は可能な限り隣にいて、一緒にヌマーカステンやウッディーブロックで問題を出したりしています。
特に、ピグマリオン学習中の第一第二グレードあたりまでは、親が可能な限り近くで見守っていたほうがいいと思います。
そちらのほうがピグマリオン方式でできていないときに、親が即座に方針転換してあげられるからです。
最初のほうは見てあげていないと、カウントし始めたり、指を使ってしまうことがあります。
数え癖はついてしまうと、かなり苦労します。
癖がついてしまう前に、できるだけ瞬時に判断できるよう、パッと出してパッと答えられる環境を親が作ってあげることがピグマリオンにおいて大事なことだと思っています。
ある程度、ピグマリオンの学習法が子供にも定着した後は、自分なりのやり方を見つけて、学習が自走できるようになります。
娘も少しずつそのレベルに入ってきており、答えが合っているか確認したいときは自分でヌマーカステンを使って実際にしてみることができるようになったので、最近はほぼ一人で取り組みできるようになってきました。
一人で出来るようになると、少し目が離せて楽になったね!
息子のときは、第三グレードからは、自分であれこれ試行錯誤して、答えを導いていくため、むしろ親は子供がどのように考えているのかすらついていけなくなり、余計なことはせず、今日のノルマが終わったどうかの確認をするのみでした。
それでも、親はたまには横についてみてあげるべきだと私は考えています。
なぜなら、どこまで理解できていて、どこでつまずいているのかが分かりやすいためです。
最終的にはできていても、時間がかかる問題はいつも一緒なことが多いです。
つまずいている箇所さえ分かれば、即座にそこを重点的に繰り返すこともできるのが家庭学習の最大の強みだと思います。
家庭学習は、塾などに比べ、より効率的に子の能力を高めることができます。
「子が一人で学習できる環境を整え、
子の能力を常時把握し、それにあった課題を与えること」
これこそがピグマリオンに限らず、家庭学習において親が唯一するべきことだと私は思っています。
ピグマリオン家庭学習の成功の鍵は、無理せず継続すること
「継続こそ力なり」
これはちき家の家訓です。
ほかの分野はともかく、勉強においては努力は必ず報われると思っています。
少しずつでもいいので、前に進むこと。
毎日できなければ、2日に一回、週一でもいい。
完全にやめてしまわない、諦めないこと。
諦めなければ、やめなければ、どんなペースでもいつか前に進みます。
繰り返しになりますが、
「子が一人で学習できる環境を整え、
子の能力を常時把握し、それにあった課題を与えること」
これがピグマリオン家庭学習の成功の鍵ではないかと思います。
我が家もまだ道のりは長いですが、あきらめず、無理しない程度に、一緒に頑張っていきましょう。